あさい和裁ブログ「門司港きもの日和」

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和裁技術研修会♪



6月に入っても雨の少ない日が続いていましたが、先週末の台風4号に刺激されて、梅雨前線も思い出したように北上し、今週は雨の多い一週間になりそうです。

恵みの雨になると良いですね。

今回は、あさい和裁学院の先生が参加した「和裁技術研修会」で縫った「たっつけ袴」を紹介します。

たっつけ袴 (2)<たっつけ袴 前>

たっつけ袴(裁着袴)は、股が割れていてズボンの様に活動しやすい袴です。

膝下はきゃはん(脚絆)を付けた様になっていて、元々は、武士が着用いていた袴ですが、見ての通り、通常の袴などと比べとても動きやすく活動的で便利なところから、伊賀忍者も使用していたので「伊賀袴」とも呼ばれています。

今は、テレビの相撲中継で呼び出しの方が「たっつけ袴」を着ているのを観ることが出来ます。

たっつけ袴 (3)<たっつけ袴 後ろ>

今回の研修会で仕立てた「たっつけ袴」はミニチュア版。

丈が1尺3寸位なので、5歳児用位の寸法でしょうか??

たっつけ袴 (5)<研修会資料>

たっつけ袴 (6)

「たっつけ袴」のように、普段は仕立てることのない特殊な着物や袴など、他にもたくさんあると思います。

日本の伝統や文化を次の世代に残すために、このような研修会にはこれからも積極的に参加して行きます。

おわり。